本文へ移動

新着情報&お知らせ

宮沢研究室(番外編)
2023-11-02

 宮沢孝幸准教授が60歳になられる2024年5月をもって京都大学を退職されるとのことです。
 そして、大学の取り決めのとおり、医生物学研究所附属感染症モデル研究センター ウイルス共進化分野 宮沢研究室が退職に伴い、閉鎖されるそうです。今までの研究の蓄積や研究者はどうなるのでしょうか。
 研究者の立場が不安定だと、研究者になりたいという人も減り、日本の研究や技術の発展に寄与できなくなると思います。
 2016年10月にウイルス研究所と再生医科学研究所が統合し、ウイルス・再生医科学研究所に、2022年4月から、医生物学研究所に改称されたということも初めて知りました。ウイルスにより世界中の人々が当たり前の日常を奪われました。そんな大事な分野の研究室の一つが閉鎖されるというのは、知の大損失と思います。私たちの税金も入っています。研究は地道で、自分の生きている間に成果がでるかどうかも分からないし、失敗に終わることもあるでしょう。それでも、いろんなアイデアを出し合い、闊達な議論をし、研究することが楽しい、世のために貢献したい、という人々(地上の星)がいるのです。もちろん、研究者に限らず、どんな職業においても、頑張ってこられた方々の努力は尊いです。そのお蔭で日本は支えられてきたのだと思います。
 京都大学は数々のノーベル賞受賞者を輩出してきました。もし、岡潔先生(天才数学者であり、『日本民族の危機』『春宵十話(しゅんしょうじゅうわ)』『人間の建設』の著者。)が現状を見られたなら、なんと言われるでしょうか。あくまでも個人的意見ですが、残念です。(し)


追記:「地上の星、意味」で検索すると「頑張って生きている人 光輝いている星たちが地上には多く存在している。 光輝く天上の星たちはみんなから賞賛を浴びている。 でも、誰にも知られることのない星たちが地上にはたくさんいる。 そんな人たちへの賛歌なんだと勝手に解釈しています。」とでてきます。

R6.5.15追記:
R6.6.8の宮沢先生の京都大学退職記念講演会&演奏会のポスターの「~日本を守りませんか~」というサブタイトルを見るだけで、涙がでてきます。

R6.5.18追記:
以前、岡潔先生の本を3冊くらい立て続けに読み感銘を受け、素晴らしいと母に話しました。すると、なんと私の両親は岡先生にお目にかかったことがあるというのです。お家で自ら七輪で油揚げを焼いておられたそうです。上からお醤油をかけられ、「じゅっ」という音がし、「これは身体にいい」と召し上がっていたそうです。

一人の数学者が解けるはずがない、きっと「オカキヨシ」は数学者集団のニックネームだと思われるほどの業績のある岡先生は、素朴で、一般人である両親と他愛もない会話をしてくださったそうです。

地位や名誉、お金のためでなく、ただ興味のあることを知りたいから研究するのであっても、生活できるだけの金銭や施設は必要です。これは世界中同じだと思います。すぐに成果が出なくても、人類の未来を変えるようなことがあるかもしれません。

専門性を追及し、専門外には触れないより、幅広く受け入れる素地により、思いがけない発想が生まれる可能性があると思います。また、学問においてもスポーツにおいても謙虚さをもって取り組む姿に心を打たれます。

R6.5.21追記:
厚労省のホームぺージより 


レプリコンワクチンは世界で日本のみが薬事承認しました。


R6.5.25追記:
IR(インベスター・リレーションズ:投資家や株主向け関係)ライブラリの説明会資料より




アジア向け
特定医療法人 弘友会
老人保健施設フレンド
〒795-0064
愛媛県大洲市東大洲39

TEL.0893-23-5100

TOPへ戻る