この春の朝ドラの主人公は植物学者の牧野富太郎博士だそうですね。牧野博士はいつかもっと高く評価されると思っていました。その牧野博士と同じ文久２（１８６2）年に同じ土佐藩佐川（さかわ）村に生まれた廣井勇（ひろい いさみ）先生をご存知でしょうか。このホームページの令和5年1月16日の記事でも紹介しています。私自身、ご利用者の書道作品に端を発し、初めてその存在を知ったのですが、廣井先生のスケールの大きさと清廉さはその数多くの門下生にも引き継がれ、それぞれが人類のため、国のため、素晴らしい功績を残されています。
　また、佐川町の「まるごと植物園」として山野草を大切に育てる取組みもステキだと思いました。四季の植物や希少種が分かりやすく表示されているサイトもあります。牧野博士がこよなく愛した花として「バイカオウレン」が知られてきましたが、愛媛県レッドデータブックにシコクバイカオウレンが写真付きで、掲載されていました。絶滅危惧の花も写真があると分かりやすいですね。「四季の…」のサイトの地図（冬の山野草の上部中央）にバイカルオウレンが咲く場所まで示してあるので、来年の早春に見に行きたいと思います。（し）