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西郷隆盛(番外編)
2024-10-08
「命も要らず、名も要らず、位も要らず、金も要らず、という人こそもっとも扱いにくい人である。だが、このような人こそ、人生の困難を共にすることのできる人物である。またこのような人こそ、国家に偉大な貢献をすることのできる人物である」

『代表的日本人』(内村鑑三著•岩波文庫)  一 西郷隆盛より引用

R6.10.23追記:
この記事がわかりにくいというご意見があったので、補足いたします。
内村鑑三氏が『Representive Men of Japan(代表的日本人)』を英語で著したのは、日本と日本人を世界に向けて紹介し、西洋人に対し日本人を弁護するためでした。後に一生の事業の一つとして成し得たことを感謝されています。
当時黄禍論が凄まじく、日本人が西洋人から不当に差別されていると感じ、日本人の道徳性を世界に知って欲しかったからだと推測できます。

内村氏は、西郷隆盛を尊敬していました。庄内藩(現在の山形県)の人々によってまとめられた『南洲翁遺訓(なんしゅうおういくん)』の中で、西郷の江戸城無血開城に尽力した山岡鉄舟を評した言葉とも言われているのが、上記の「命も・・・」です。
参考:

ちなみに、J.F.ケネディ大統領が来日時、尊敬する日本の政治家は誰かと聞かれた時、上杉鷹山(ようざん)と答えられました。『代表的日本人』では、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮が取り上げられています。

私は、こういう西郷隆盛のような考え方の人が世界中で増えてきていると思います。
自分はガンで余命宣告されているから無敵で治外法権にいると、積極的に発信されているかたもあります。
せいぜい生きても100年くらいです。世界を見ても、未来のために、自国のためにと立ち上がる風が吹いていると感じます。
イタリアのメローニ首相はかつて極右とレッテル貼りされていましたが、今は主要メディアでも右派と称されています。(し)









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