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一人の明かりが・・・一燈照隅 万燈照国(番外編)
2024-04-22
世界が賞賛する日本人が知らない日本② 『和の国』という“根っこ”
一燈照隅 万燈照国
(いっとうしょうぐう ばんとうしょうこく←「しょうこう」とする説もあります)

フレンドだより 令和2(2020)年12月号「大切にしたい『根っこ』」という記事で、この言葉を掲載したことがあります。「世界が賞賛する日本人が知らない日本② 『和の国』という“根っこ”」(育鵬社 伊勢雅臣(まさおみ)著)』の中で紹介されている言葉で、しみじみ良い言葉だと思います。



致知(ちち)出版によると、

自分に与えられた場で一隅を照らして生きる実践を「一燈照隅」行(ぎょう)とし、そうした生き方を目指す人物が一人から十人、十人から百人、百人から千人と増えていけば、やがて日本全体が明るい光に照らされていく(「萬燈照国」)とする安岡正篤(まさひろ)師が主唱された精神運動であるそうです。

伊勢雅臣氏は上記の本の中で、「一人ひとりが自分の周囲を照らし、そういう人が万と集まれば、国全体を照らすことができる」、すなわち「国民の『和』の力で国を明るくすることになる」、という意味であり、「『和の国』日本の国民の生き方を指し示す言葉」と言われています。そして、「その一燈でしか照らせない一隅がある」ことの例として、家族の中の一人がその家族にとっては代替不可能である例を挙げられています。

「一隅(いちぐう)を照らす」という言葉は、天台宗を開かれた伝教大師最澄(767~822)が書かれた『山家学生式』(さんげがくしょうしき)に「照于一隅 此則国宝(一隅を照らす、此れ則ち国宝なり)」という言葉があるようです。ただし「照于」を「照千」とする説もあります。 


令和2年の記事で次のように書いています。

「どうせ私なんかが何かしても何も変わらない」という人にこの「一燈照隅 万燈照国」という言葉を捧げたい。また、「和の国」に生まれ、育てられたことに感謝して、世の中の片隅を小さな燈(ともしび)ながらも照らしたい。日本人ほど「和」を愛する国民はないと思う。小惑星探査機「はやぶさ2」の成功は「和」を意識させ、国民の心を明るく照らしてくれた。根っこを守ることで、ろうそくが集まり、新年はより明るく国が照らされることを祈る。

コロナ禍で書いたこの気持ちは今も変わりません。(し)
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