LINEは月間利用者数が9,500万人（2023年6月末時点）だそうです。 しかし、日経新聞（R6.3.1と3.2）によると、令和5年11月末、LINEアプリの利用者情報など約44万件が流出した可能性があると発表しました。今年2月には旧LINEの業務委託先の韓国企業が不正アクセスを受け、従業員のメールアドレス、℡番号、顔写真など5万7千件以上流出した可能性があることを明らかにしています。

　

　また、その前も日本の利用者の個人データに中国からアクセスできる状態だったので、データの保管場所を日本に移す取り組みをしているようです。

　しかし、wedge onlineによると認証基盤を分離することやネットワークの分離（ドメイン分割）、個人情報の暗号化をしておらず、LINEの親会社であるNEVERに対して約756万件の検索データを提供するとともに、約410万件の位置情報を利用者へ事前の十分な周知もなく提供行していたとして、令和5年8月にも総務省から行政指導を受けているようです。

　便利と引き換えの対価は大きく、自分の情報だけの問題ではないというところが怖いです。監視社会の足音が聞こえてくる気がします。

　純国産のSNSの開発や国内で完結する開発・運用体制への移行を求める国民の動きに是非対応して欲しいです。（し）