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内子 笹まつり(8/6・8/7 加戸病院 かと保育園)+食の安全保障(番外編)
2023-08-06
追記 (「食の安全保障」 R5.8.7)
当法人は地産・地消を目指し、できるだけ地元の食材・愛媛県産・国産のものを購入するよう努めています。一方、安い外国産を積極的に使い、人件費を抑えるために調理済みのものを温めるだけ(クックチル)にしたらよいではないかという提案を受けたりもします。しかし、先代の元理事長(会長)時代からの「地産・地消に努める」というモット―を守っています。
外国産物資の輸入に依存したり、海外の工場で製造し続けたりしたことにより、世界的な新型コロナウイルス蔓延(まんえん)でマスク等の入手が困難になるという経験を私たちはしました。さて食糧はどうでしょう。食糧(料)自給率を高めることも安全保障のひとつです。施設や一般家庭が購入することで、地域の生産者、ひいては自分たちを守ることができるのです。戦時中も疎開先にはわずかながらも食料があったようです。生産できること、分け合う関係性が大事なのです。
我が家はらくれん[四国乳業(株)本社:愛媛県]のビン牛乳の配達をしてもらっているのですが、今朝(8/7)お知らせと試飲サンプルが入っていました。ビン製品については、ビン製造設備の老朽化やビン容器製造メーカーの製造撤退に伴う牛乳ビン容器不足により自社製造を中止せざるを得なくなり、10月から大山乳業農業協同組合にビン商品の製造委託及び仕入をすることになり、容器も変更となるそうです。
オランダで大規模な畜産農家のデモが起きたことや国内の酪農家の窮状についてインターネットを通して知っていましたが、身近な乳業に携わる方々も例外でないことをひしひしと感じ、残念でなりません。生乳を輸入することはできないと聞いたことがあります。また、物資が不足すると各国は輸出を禁止したりしています。将来の世代のことを考えて、みんなで守るための行動をしないと間に合わないと思います。そんな中、内子町ではフレッシュパークからりが、後継者のいない田んぼを引き継いだり、どんな農薬を使用しているか追跡できるようにしたり、よい取り組みをされていると思います。内子豚などの販売もされています。大洲にも田んぼや豊かな水があります。清浄な水は「ブルーゴールド(青い金)」と呼称されることもあり、「ブラックゴールド(石油)の時代」の次は「ブルーゴールド(水)の時代」と言う人もあります。また、大洲農業高校もあり、資源に恵まれているので、資源を大切にし、生かしていかねばならないと思いました。(し)