9/７、日本初の月面着陸を目指す探査機「SLIM（スリム）」とエックス線観測衛星「XRISM（クリズム）」を載せたH2Aロケット47号機の打ち上げに成功しました。将来の月の探査に必要な高精度着陸技術を小型探査機で実証する計画のもと、JAXA宇宙科学研究所のメンバーを中心に全国の大学等の研究者が集まり、一体となって検討・開発を進めているそうです。従来の「降りやすいところに降りる」探査ではなく、「降りたいところに降りる」探査へと非常に大きな転換を果たせるようです。

小惑星探査機「はやぶさ」は地球重力圏外にある天体に着陸してサンプル（試料）を採取し、持ち帰ることに世界で初めて成功しました。その後の「はやぶさ２」にしても世界的な大きな発見につながる結果を出しており、さらなるサンプル採取のため宇宙を飛行中です。地球上の水や生命のもととなる物質はどこから来たのか、太陽系はどのようにして生まれたのかといった謎が解き明かされるかもしれません。「はやぶさ２」がサンプルを地球に届けることに成功した時のＪＡＸＡの津田雄一チーム長 をはじめとするチームが喜ぶ様子の中継が脳裏によみがえります。日本の研究者は、少ない予算でも素晴らしい発想力とチームの団結力で世界に貢献しています。失敗しても諦めず、日本の企業と共に力を合わせて改良していく姿にいつも勇気づけられるし、感動します。種子島にも行ってみたいです。（し）